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◆長野市◆
日本ボーイスカウト長野県連盟長野第15団が、2005年2月19、20の両日、飯綱高原で「雪中キャンプ」訓練を行った。参加者は、小学5年生から中学2年生までのボーイ隊15人と、指導者7人。訓練は、悪条件の中で互いに協力し合い、自立心を養いながら、自然を肌で感じることが目的。
最も重要な任務は、雪中でのテント設営だ。会場の「林山壮」野外活動エリアの積雪は1.5メートル。そこに縦5メートル、横20メートル、深さ50センチの直方体の穴を掘り、底を足で踏み固め、その上にドーム型テントを3張り設営した。穴を掘る時にノコギリでブロック型に切り出した雪の固まりを、防風、防寒のためテントの周りに壁状に高く積み上げた。
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日本人は古来、植物を愛してきた民族であった。外国からやってきた植物たちとも深く関わり、多くの植物文化を築いてきている。私は、植物について知れば知るほど、植物たちの素晴らしい生きる知恵の数々に感動させられる。
帰化植物といえども同様である。いやむしろ、人間に嫌われ、駆除されても駆除されても負けずに芽を出してくる帰化植物たちだからこそ、たくましさの中に、生きる知恵と工夫を学ぶことができるのかも知れない。
私はこの2年間、特定外来生物に指定されている植物並びにその他の帰化植物についての生態と分布調査を実施してきていた。それらの調査から帰化植物の生態等について数多くの知識・理解を得るとともに、外来生物について改めて深く考えさせられる機会にもなった。そこで分かったこと、感じたこと、思ったことをエッセー風にまとめたのがこの本である。
最近、帰化植物は、在来種の生存を脅かす・悪玉・というイメージがすっかり定着し、敬遠されがちである。しかし、帰化植物といえども私たちと同じ、尊い命をもつ生物的存在である。
国際化時代であるから、多くの外国人が日本を訪れている。人間の社会で、外国人だからいう理由で排除したらたいへんな問題になるはずである。それなのに、同じ命をもっているはずの帰化植物が、いとも簡単に駆除されようとしている。人間の立場からいうと確かにやむを得ない面もあるだろうが、悪玉の帰化植物だから当然のことと思ってはいないだろうか。
昭和天皇は「雑草という草はない。みんな名前がある」と言われ、その大部分が帰化植物である雑草にも優しい愛情を寄せられた。私たちも帰化植物を駆除するときは、せめて「ごめんなさい。あなたたちが憎いわけではないんだよ。悪いのは私たち人間の方なんだよ」と、手を合わせたいものである。
駆除される帰化植物への優しい“いたわりの心”をもって実施したいものだと思っている。帰化植物は害草だからと切り捨てることは、不都合な人がいると簡単に排除しようとする、人間の尊厳を軽視しがちな現代の社会に通じているように思えてならない。帰化植物といえども、かけがえのない尊い命ある存在であることを忘れてはならない。
(プロローグより、抜粋)
高見沢 茂富(たかみざわ しげとみ)
1946年、長野県千曲市生まれ。
東京学芸大学教育学部卒業後、東京都、長野県下の小中学校に37年間勤務の後、長野県環境保全研究所環境保全研究員(植物分類担当)として3年間勤務する。
動植物好きで、日本各地の山野を探索する自然愛好家。植物学を専門とし、自然観察員、自然観察インストラクター、高山植物保護推進委員、自然観察ボランティア、国有林アドバイザー、自然観察会講師を務める。
趣味として、植物画、詩吟、読書、聖書研究、童話創作など。
著書/『ベティとさち』(2006・新風舎)、『木曽のぬくいかあちゃん』(2007・同)、『七草物語秘話』(2008・ほおずき書籍)
○ISBN978-4-434-14409-7

高見沢 茂富/著
2010-04-28 初版発行
四六判 204頁 日本図書館協会選定図書
1,575円
エッセイ

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たくましく生きる帰化植物の知恵と工夫に学び、研究者の立場から保全と共存を模索する。生き物への慈しみの心があふれるエッセー集。
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| 読者のみなさまの御ハガキから(女性) | 自然とかかわり生きて行く私たち。荒れ地を作り出したのは誰だ!これからはたくましい生き方学ぶ事にしよう。(69歳) | ![]() |
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| ほおずき書籍 | >>69歳女性 様 お読みくださりありがとうございます。著者の植物に対する思いやりが伝わる素敵な本です。 今後もご愛読の程よろしくお願いいたします。(社長より) |
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